安倍総理を「暗い顔」にした電話会談…トランプが呼びかけた“重いささやき”

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 当選後の「勝利宣言」では、ヒラリー陣営へ謝辞まで述べていたトランプ大統領。その殊勝さは何処へやら、今や蛮行は完全復活し、日々有言実行の“行動力”を見せている。

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 その“言行一致”には恐れ入るばかりだ。先月20日に就任したトランプ大統領は間髪を容れず、議会の承認を経ずに行政権を行使できる「大統領令」を発令。第1弾は、選挙期間中の公約である「医療保険制度改革(オバマケア)の見直し」だった。これに続き、

「やはり公約にしていた『メキシコ国境に壁を建設』、さらには『シリア難民の受け入れを無期限停止、テロリスクの高い国の国民の入国を90日間凍結』など、次々発令したのです」(在米記者)

 後者ではイランやイラクなど7カ国が名指しされ、結果、全米の空港で該当国民が入国を取り消される事態に。正規のビザやグリーンカード(永住許可証)の有無にかかわらず身柄を拘束され、あるいは送り返される旅客が相次いだのは、ご存知の通りだ。

「大統領令には細則が記されておらず、訴えを受けた各地の裁判所は、一部の人々に入国許可を出しました。大統領令と司法が相反する格好で、結局29日には『永住者は適用外とする』と修正されたのです」(同)

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