新春ドラマ、大人の鑑賞に堪えるのはこの作品! TBS「カルテット」ほか
NHKの2つのドラマも
吉田氏は、アラフィフで再び売れっ子となった斉藤由貴(50)と波瑠(25)が共演する「お母さん、娘をやめていいですか?」(NHK)も見るべきものとして推挙する。というのも、
「母と娘のゆがんだ愛情を描いた作品です。娘を意のままに操ろうとする母親役の斉藤がいい。仲良し親子って最近よく見かけますけど、表には出てこないまでも束縛や支配欲が母の心の奥底にはあったりする。そこを脚本の井上由美子さんが鋭く突いている。“この家族っておかしいよね”と違和感を抱いたことがあるなら、黙って見せてほしい」
同じくNHKでは、上橋菜穂子原作の異世界ファンタジー「精霊の守り人」も大人ならという一作で、1月21日にシーズン2が始まり、激しいアクション・シーンが話題になっている。主演・綾瀬はるか(31)に代わり、母親に聞くと、
「撮影中は、筋肉痛に悩まされていたみたいです。滅多に弱音を吐かない子が、“大変なんだ”と言っていましたし。寒いのが苦手なところ、ロケ地が長野県などだったのもこたえた。かなり激しい動きが求められるので、“筋トレしなくちゃ。自分もケガするし、相手役の人にもケガさせるかもしれない”と、暇を見つけてはジムに通って鍛錬していました。見た目より重い衣装を身につけ、青あざが絶えなかったようです」
白鳥の水面下での努力を覗き見たようで、視聴の幅が広がるというものだ。
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