「なめんなジャンパー」を着たくもなる…生活保護の現場

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 河上肇の『貧乏物語』によれば、貧困は社会の病であるという。だとすれば、生活保護の不正受給は本当に癒されるべき貧困世帯を愚弄する「詐病」である。「HOGO NAMENNA(保護なめんな)」と書いたジャンパーを着ていた小田原市の職員は、糾弾されるべきなのだろうか。

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「元暴力団員の受給者のお宅を訪れたら、皆でマージャンをしている。刺青を見せてパイをかき回す相手に若い職員が“働きましょうよ”と一生懸命懇願しなくてはならないのです。...

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