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ベストセラー『住友銀行秘史』への反論 “嘘から生まれた男”と書かれた「伊藤寿永光」語る
バブルの狂騒を象徴し、かつ終焉を告げたのが「イトマン事件」であった。あれから25年、回顧録『住友銀行秘史』(講談社)が話題を集めている。そのさなか、事件の“主役”伊藤寿永光(すえみつ)・元イトマン常務(71)から、旧知のジャーナリスト・今西憲之氏に便りが寄せられた。
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1通の手紙が私のもとに届いたのは11月11日のことだった。封筒には、見覚えのある筆跡が走っている。
「もしや、これは──」
そう直感して裏面に目をやると、思った通りの差出人名が記されていた。...
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2015年の9月末から10月の始めにかけ、公安調査庁・内閣情報調査室のエージェントとされる日本人が、中国国内で拘束される事件が起きた。現在も解放には至っていないが、彼らは中国入りした直後、情報収集活動もほぼ行っていない段階にも関わらず、公安当局に摘発されたという。
なぜ中国は、異例ともいえる早さでエージェントたちを特定できたのか。「新潮45」7月号掲載の「中国対日工作の最前線 官公庁データベースから中国に流出する個人情報」にて、ジャーナリストの時任兼作氏が中国の情報収集の実態を報告している。...
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