アモーレ長友もエール 強豪「東福岡高」正月の悲喜こもごも

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 全国屈指のスポーツ強豪校、東福岡高校の正月はまさに悲喜こもごもだった。

 まずは「春高バレー」こと全日本バレーボール高校選手権。史上2校目の3連覇を狙った同高男子バレー部は1月5日、一関修紅(岩手)を相手にまさかの初戦敗退を喫した。

 凶事は重なる。

 同じ日の全国高校サッカー選手権。同高サッカー部は準々決勝で東海大仰星(大阪)と対戦した。

 同高出身者といえば、先頃、アモーレもとい平愛梨との結婚を発表した長友佑都(30)。他に、本山雅志(37)ら多数のJリーガーがOB名簿に名を連ねている。

「昨年、3度目の全国制覇を果たした同高は、今大会も市立船橋(千葉)と並んで優勝候補筆頭格でした。既に3人の選手のJリーグ入りも内定しています」

 とスポーツ紙サッカー担当記者が語る。

「試合は、実力差がある場合にありがちなパターン。つまり東海大仰星がゴリゴリに守備を固めてカウンターを狙う展開でした」

 それが奏功した。東海大仰星は唯一のシュートを決めて1-0で勝利。大番狂わせとなった。つくづく連覇とは難しいものである。

 長友がツイッターで後輩にエールを送っている。

〈自分の高校時代インターハイも全国に行けず、選手権は初戦敗退した悔しさを思い出した/3年生はこの悔しさを新しい人生の糧とし、1、2年生は先輩の流した涙を、自分たちの結果でぬぐってほしい/3年あれば人生大きく変えられる/FC東京入団からインテル入団まで3年〉

 締めくくりは2日後の7日に行われた全国高校ラグビー、いわゆる「花園」の決勝だった。くしくも連覇が掛かる東海大仰星と東福岡との対戦は、接戦を制した東福岡が6度目の優勝を果たしたのだった。

“サッカー”の仇を“ラグビー”が討つ。めでたし。

週刊新潮 2017年1月19日号掲載

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