3月12日、西宮市で行われた百田尚樹氏の新刊『カエルの楽園』の発売記念サイン会に対して、「サイン会を爆破する」という脅迫電話がかかってきた。結局、不審物は発見されなかったので、悪質ないたずらだったようだが、明らかな言論弾圧行為だ。ところがこの事件を大きく扱う新聞は少なく、報道された場合でも書名には一切触れられていない。
そのような弾圧行為にもかかわらず『カエルの楽園』は発売直後から各書店で1位を獲得し、14万部突破のベストセラーになっている。現在の日本を取り巻く安全保障環境を戯画化したような内容は、ネットを中心に大きな話題を呼び、「子どもに読ませたい」「もう息子に読ませました」といった感想もSNS等で広がっている。...
こんな記事も読まれています
韓国の大統領はなぜ必ず不幸になる? 独特の宗教事情
小池百合子都知事は“崖から飛び降りる覚悟”で選挙戦に打って出たが、それが比喩で済まないのが韓国の政界である。身内の逮捕は言うに及ばず、自殺・暗殺・死刑判決と、歴代トップの末路は常に悲劇と隣り合わせ。背景には彼の国特有の宗教的な事情があった。
***
韓国で大統領の座に就いたのは、朴槿恵氏を含めて11人を数えるが、そのほとんどが退任後、過酷な運命に晒されている。
初代の李承晩(イスンマン)は民衆の反発で下野を余儀なくされ、ハワイに亡命。その後、軍事政権を樹立した朴槿恵の実父・朴正煕(パクチョンヒ)が、側近のKCIA部長に暗殺されたのはご承知の通りだ。...
つづきを読む