こんな記事も読まれています
「ツキノワグマ掌まるごと」そば、「1本6500円」の最高級食パン 日本の超高級ガイド
「千里の馬も伯楽に逢わず」。どんな名馬も目利きに巡り逢わなければ世に出ないと言うが、ここに紹介する至芸の品はどうか。ムダに高いモノもあるやに見えるが、いずれ劣らぬ個性の力で存在感を発揮している。仏人や中国人も買い付けに参じる日本の超高級品の数々。
***
夏目漱石は『夢十夜』で不思議な夢の世界を著した。その第六夜では、鎌倉時代を生きた運慶がなぜか明治の世に現れ、仁王像を彫る様子が描かれる。
〈自分〉=(漱石)は怪訝に思いながらも、その“妙境に達した鑿と槌の使い方”に見入る。...
つづきを読む
こんな記事も読まれています
「150グラム5000円」幻のワサビ、1リットルに2週間「20年醸造醤油」 日本の超高級ガイド
〈ムダに高いモノもある日本の超高級ガイド2017(2)〉
■幻のワサビ
グルメ漫画「美味(おい)しんぼ」には、関西の美食家が“幻のワサビ”に感嘆するシーンが登場する。
〈話には聞いとったが、これが真妻ワサビやったんか〉
生ワサビの生産量日本一を誇る静岡県伊豆市では、約350軒の農家がワサビを栽培している。中でも「JA伊豆の国」に登録しているワサビ農家で真妻(まづま)ワサビを専門に作っているのは5軒ほど。普通のワサビより生育に時間がかかるうえ、一本一本が小さいのだ。...
つづきを読む