美少年ブーム! 2.5次元系舞台で超人気の佐藤流司に熱い注目が!

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 女性達の間に深く広く浸透しつつあるボーイズラブ系の作品の影響からか、写真の世界でも美少年志向が顕著になってきている。人気写真家・蜷川実花が打ち出した女性視点による「男を愛でる」写真が2010年代に登場してからわずか数年の間に、イケメン写真集が続々と出版され、美少年写真は写真作品の一ジャンルとして定着しつつある。

■美少年・佐藤流司の花魁姿に期待

 ブームの広がりを受け、創刊66年を迎えた老舗芸術雑誌「芸術新潮」でも12月24日発売予定の1月号で「永遠の美少年」との特集を予告した。そして同特集の写真編に2.5次元系舞台で人気の佐藤流司の写真が掲載されることが知られると、雑誌発売前からSNS上で大きな話題となった。またニュースサイトでもとりあげられ、美術ファンの間でも話題となっている。

 佐藤流司はミュージカル『刀剣乱舞』の加州清光役で今もっとも注目されている21歳の人気舞台俳優だ。同特集に掲載される写真は2017年1月に発売される写真集からの先だしカットとなっている。なかでも佐藤が花魁姿にも挑戦しているという情報が、シェアする女性達の間で特に注目が集まっている模様だ。

 美少年=美しい=女性的な存在という図式を、小説やコミックのなかの架空の存在ではなく、まさに佐藤流司がリアルな存在として体現してみせる。そこが女性ファンの期待を高め、熱くさせているのだろう。

■写真の新しい潮流

 もともと日本の耽美的な志向の中に、宝塚歌劇団の男役や歌舞伎の女形への憧憬という伝統はあった。昨今写真ジャンルの中に生まれてきたイケメン写真・美少年写真という潮流も、佐藤流司の女装への挑戦でターニングポイントを迎える可能性もある。

 男が美しい女性になる、女が美しい男性になるといった女装・男装の妖しくも美しい存在に注目が集まることで「美少年写真」の枠を飛び越え、「写真」というジャンル自体に新しい風を吹き込むことになるやもしれない。

■佐藤出演の『刀剣乱舞』はプラチナチケット!

 佐藤流司の出演するミュージカル『刀剣乱舞』は、この11月に厳島神社での公演を大成功のうちに終えた。勢いは止まらず12月の大阪城ホール、東京の両国国技館での公演も争奪戦が繰り広げられるプラチナチケットとなっている。来年1月には上海公演も控えており、その人気はとどまるところを知らない。

 写真集『月刊佐藤流司×小林裕和』(撮影・小林裕和)は1月17日の佐藤の22歳の誕生日に発売される。

デイリー新潮編集部

2016年12月26日掲載

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