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難民の無制限受け入れを呼びかけ喝采を浴びたドイツのメルケル首相が窮地に陥っている。「無制限の善意」を警戒するEU国が反発し、難民政策に異を唱える保守政党が彼女の足元を脅かしているのだ。ドイツ在住の作家・川口マーン惠美氏がレポートする。
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「ドイツ人は、もっとクリスマスソングを歌おう。縦笛を吹ける人に伴奏して貰えば良い」
10月22日、CDU(キリスト教民主同盟)の臨時党大会での、メルケル首相のスピーチの一節だ。...
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■人道主義でヤケドしたドイツ 「メルケル首相」の暗いクリスマス(2)
難民の無制限受け入れを呼びかけ、一時は喝采を浴びたドイツのメルケル首相。ドイツ国民もまた難民援助に懸命となり、「難民の数の上限を決めるべき」といった声は「反人道的」として切り捨てられた――。ドイツ在住の作家・川口マーン惠美氏が、かの国の現状をレポートする。
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そのドイツ人の高揚を見ながら、私は東西ドイツの統一を思った。知らない人々が抱き合い、涙を流して統一を喜んだ日々。...
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