秋篠宮悠仁さまのマイブーム 稲作へのご関心が持つ“意味”

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ご自身で計画を

 これに止まらず、悠仁さまのご興味はアウトドアにも向けられており、

「宮内庁は9月のお誕生日に際し、悠仁さまのご希望でお庭に水田を作り、作業なさっていると公表しました。22日には、紀子さまからも、あらためてそのご様子が紹介されたのです」(前出記者)

 実際に紀子妃は、

〈この春には『今度の休みの日に田植えをするから9時半頃に来てね』と誘ってくれました。以前は私が『そろそろ幼稚園に行く時間ですよ』と言っていましたが、今では自分が決めた目標を達成するために計画を立てて家族にお願いして、そんな姿を感慨深く思っています〉

 そう喜ばれていたのだった。

「会見では『皇統に連なる悠仁さまの教育について、陛下から示されたお考えは』との質問も出て、秋篠宮さまは『陛下からは“きちんとした社会生活を送れるような子になってほしい”と言われました』と回答なさっていました」(同)

 皇室ジャーナリストの神田秀一氏が言う。

「生き物への興味が稲作へ繋がったかというと、単純にそれだけではないでしょう。皇室における田植えの習慣は、昭和天皇が皇居内に田んぼを作られて始まりました。宮中三殿へ供えるアワ、ヒエ、イネなどの穀物は、祭祀に不可欠。皇位継承権を持つ悠仁さまが田植えをなさるのは、非常に大きな意味を持ちます」

 そもそも、

「稲作に興味を持たれるということは、その重要性についてのお話が、ご一家の中で幾度もなされていた証です。悠仁さまは夏休みにも、ご夫妻とともに新潟で縄文土器や竪穴住居を見学なさいました。そうした時代に思いを馳せることで、将来へのご自覚が育まれているのだと思います」

 まさしく“実践帝王学”。次世代への準備は静かに、かつ着実に進んでいるのだ。

週刊新潮 2016年12月8日号掲載

ワイド特集「1度目は悲劇 2度目は喜劇」より

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