2006年2月1日、京都市伏見区の桂川の遊歩道で、区内の無職の長男(事件当時54歳)が、認知症の母親(86歳)の首を絞めて殺害、自身も死のうとしたが未遂に終わった「京都・伏見認知症母殺害心中未遂事件」をご存じだろうか。
一家は両親と息子の3人家族だった。1995年、父親が病死後、母親が認知症を発症。症状は徐々に進み、10年後には週の3~4日は夜間に寝付かなくなり、徘徊して警察に保護されるようにもなった。長男はどうにか続けていた仕事も休職して介護にあたり、収入が無くなったことから生活保護を申請したが、「休職」を理由に認められなかった。...
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渡辺徹、週に3回の人工透析…成人病のデパートに
「国民的疾患」とされる糖尿病は、自覚症状が出た時には手遅れの場合が多い。そのため「サイレント・キラー」とも呼ばれるが、いまや患者数は310万人に達し、さらにその1割の約32万人が人工透析による治療を受けている。俳優の渡辺徹(55)もその1人で、いつの間にか“成人病のデパート”と化していた。
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弱冠20歳にして、当時の人気刑事ドラマ「太陽にほえろ!」で華々しくデビューした渡辺も、30年を経たいまは満身創痍の状態だ。
30歳で糖尿病と診断されて以降、2012年4月には虚血性心疾患が判明し、完全に閉塞した冠動脈の血流を復活させるために、6時間ものカテーテル手術を受けて一命を取り留めた。...
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