トランプが最も信頼するのは元モデル長女 “父と真逆”の評価

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 選挙戦中、知的かつ実直な発言で、トランプ氏の暴言を薄めてきた長女のイヴァンカさん(35)。美形の元トップモデルだが、そもそもモデルの仕事には興味がなかったという。

夫のジャレッド・クシュナー氏とイヴァンカ氏

「トランプの事業は典型的な家族経営。最初の妻との間にできた長男も次男も父親の不動産会社の重役ですが、トランプが最も信頼するのはイヴァンカさんです。現在、件の不動産会社の副社長を務めるほか、自身のブランドを立ち上げ、宝石や服飾品などをプロデュースし、販売していて、落ち着いて、なにごとにも集中できるところは父親の真逆、という評価です」

 そう語る在米ジャーナリストによれば、3児をもうけた夫ジャレッド・クシュナー氏(35)もハーバード大卒の秀才で、

「09年の結婚式は俳優のラッセル・クロウやナタリー・ポートマンも出席した盛大なものでした。ジャレッド氏も高校時代から、自分の父親の不動産業を手伝っていましたが、その父親が05年に脱税で逮捕されると、08年からは自身がCEOを務めています」

 イヴァンカさんにとって大きな決断だったのは、

「夫が正統なユダヤ教徒の家庭で育ったため、結婚前に、自身もユダヤ教に改宗したこと。だから今は彼女も、ユダヤ教の教えに従って調理された清浄な食品しか口にせず、安息日は電話も外し、家族と過ごしているそうです」(同)

 マイノリティに厳しいはずのトランプ氏だが、

「彼に影響を与えられる数少ない人物」(同)

 は、身内のユダヤ教徒だったのである。

特集「差別と憎悪の渦から生まれた『トランプ大統領』25の疑問」より

週刊新潮 2016年11月24日号掲載

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