「スマスマ」最終回、生放送実現のキーマンは

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

 解散騒動などなかったかのように建前を押し通す「スマスマ」(フジテレビ系)は果たして低空飛行を続け、視聴率は6%台。目下、「最終回生放送」に向け、望みを託すキーマンが浮上しているのだ。

 ***

 芸能界のしがらみとつながれているがゆえに、仲が良さそうなフリをしなくちゃならないSMAPの振舞いはままごとに他ならない。いや、ままごとと言っては子供に失礼か。

スマスマ最終回はどうなるのか

 12月26日とされる最終回に向け、差し当たってフジの懸案は、その迎え方、すなわちSMAPの見送り方である。いみじくも、亀山千広社長が、

〈タイムテーブルを(大きく)使ってフィナーレを盛り上げられないかと現場に要望している〉

 と、定例会見で言及したように、拡大版の枠が確保された。具体的には、

「午後6時半にスタートして11時に終わる4時間半のスペシャルです。本気度を伝えるために異例とも言える拡大枠を編成したわけですが、事務所から色よい返事はもらえず。それどころか、通常のレギュラー枠分の収録しか無理と言われてしまったんです」

 とは、事情を知るフジ関係者。そうは言っても、ああだこうだと、交渉はいまだ途絶えてはいないのだ。

「そのキーマンが(草なぎ)剛なんです」

 と、これはフジ幹部の打ち明け話である。

「SMAPのメンバーには1人ずつ局員がついています。各担当は、“最終回で少しでもいいから生で歌ってほしい”とアプローチしている。ただ、関係の深いウチの人間がそうやって口説いても、特に(香取)慎吾は、否定的な態度で。それでもここにきて、剛なら慎吾を説得できるんじゃないかという空気が生まれつつあるんですよ」

 本誌(「週刊新潮」)既報のとおり、草なぎと香取は、活動休止で固まっていたそれまでの方針を覆し、解散へと舵を切った張本人である。

■12月の第2週までは

「他のメンバーに比べれば気持ちを共有するところもあると思う。それに、慎吾が翻意してくれたら可能性は出てくる。ウチとしては12月の第2週までは待つ余裕がありますよ。そうは言っても、生がダメだという“最悪の事態”に備え、過去の映像の編集作業には入っていますが……」(同)

ワイド特集「希望とため息のストライプ」より

週刊新潮 2016年12月1日号掲載

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。