反日の米議員「マイク・ホンダ」が落選 敗因は“反日度”不足

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 大統領選と同時に行われた上下両院選。自民党の山田宏参院議員は、米民主党の日系議員、マイク・ホンダ氏が落選した件について、

「朗報だ。本当によかった。万歳した。乾杯した」

 と、大喜びしていたという。政治部デスクによれば、

「ホンダは、連続当選8回のベテラン。2007年7月、慰安婦問題で日本を糾弾する決議を下院で成立させた張本人です。日本にとって厄介な存在だっただけに、山田さんが快哉を叫んだのも無理はありません」

落選したマイク・ホンダ氏(同氏公式ホームページより)

 産経新聞ワシントン駐在客員特派員の古森義久氏によれば、

「今回はロウ・カンナという同じ民主党から出たインド系の弁護士に敗れました。75歳のホンダに対し、彼は40歳。若くて優秀な候補に票を奪われたのでしょうが、ホンダが敗れた一番の要因は、後ろ盾だった『抗日連合会』に見捨てられたことです」

 抗日連合会とは、正式には「世界抗日戦争史実維護連合会」。カリフォルニアに拠点を構える、華僑の世界的な反日組織である。

「彼らは昔からホンダに献金していました。ところが、前回の選挙からカンナに乗り換えていた。ホンダを見捨てたのは、彼の“反日度”が足りなかったからです。彼らは長年、ホンダを使って主に慰安婦問題で日本を攻撃してきた。2年ほど前からは、尖閣問題で彼を利用しようとしていた。しかし、『尖閣は中国の領土だ』と意見表明するよう求められたホンダは、さすがに断った。それでカンナに献金し始めたのです」(同)

 実際、カンナ氏は地元紙に「尖閣諸島は中国領だ」と寄稿している。一難去ってまた一難――。

特集「差別と憎悪の渦から生まれた『トランプ大統領』25の疑問」より

週刊新潮 2016年11月24日号掲載

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