前回の記事でマツダが最高益を更新している話をお伝えしたが、実は広島で好調なのはマツダだけではない。広島の象徴ともいえる広島東洋カープ球団も、ここ2年ほど売り上げ、利益ともに史上最高を更新し続けている。
しかも、昨年の観客動員数は史上初めて200万人を突破した(211万人)。それまでに、年間観客動員数200万人を突破したのは、巨人、阪神、ソフトバンク、中日の4球団のみ。いずれも親会社の援助をあてにできる大都市の球団で、4万人サイズの球場が本拠地だ。「野球の聖地」甲子園は別だが、いずれも本拠地はドーム球場でもある。...
こんな記事も読まれています
勝ち星ゼロの斎藤佑樹、「僕は目標とか言ってる立場じゃない」 V旅行参加にためらい
甲子園のマウンドで爽やかに汗を拭い、深紅の優勝旗を手にしたのは2006年の夏だった。それから10年。元ハンカチ王子・斎藤佑樹(28)の今季の勝ち星はゼロ。2軍選手にまでバカにされ、悔し涙に暮れざるを得ない悲惨なオフを迎えているのだった。
***
1軍での登板機会は11。うち先発は3ゲーム。こうした散々な成績とは裏腹に、今年の「元王子」はグラウンド外で結構目立っていた。
夏には出版社の社長にポルシェをおねだりしていたことが報じられたし、日本ハムがリーグ優勝した際のビールかけで「今年は活躍できなかった」と口走って、ファンは「今年『も』だろ!」とツッコミを入れた。...
つづきを読む