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日銀「黒田バズーカ」は弾尽きて「デフレはそんなに悪いのか」
ついにアベノミクスの失速は白日の下に晒され、かつて号砲を轟かせた「黒田バズーカ」も弾尽きて沈黙を続けるばかり。日銀は異次元緩和の見直しへと追い込まれてしまった。だが、そんな時だからこそ改めて考えてみたい。デフレはそんなに悪いのか――。
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日本の経済・物価は好転し、デフレではなくなりました――。
9月21日、日銀が発表したリリースには、何とも誇らしげな、自画自賛の文言が躍っていた。
他方、この日に都内のオフィスで交わされたのはこんな会話である。...
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日銀が“物言わぬ大株主”になる異常事態 ETFを爆買いで
兜町に限っていえば、“爆買い”は中国人観光客から日本銀行の代名詞になりつつある。なにしろ、1日で733億円もの資金を投じて、“株”を買い漁っているからだ。結果、多くの企業の大株主になり、なかには筆頭株主に君臨するケースもあるという。
9月15日の東京株式市場は、円高・ドル安の影響で輸出関連企業の採算悪化が懸念され、日経平均株価は前日比209円23銭安の1万6405円1銭で取引を終えた。
「この日は8月26日以来の安値でしたが、日銀の“爆買い”がなければ400円安になっていたかもしれません」
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