ヒラリーがトランプに敗れた真の理由 キリスト教が生んだ「熱病」とは?

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 大方の予想を裏切り、米大統領選でドナルド・トランプに完敗したヒラリー・クリントン。

 なぜヒラリーは嫌われ、トランプは支持されたのか――予想を外した専門家たちが、名誉挽回とばかりに分析を始めたが、「既成政治批判」や「製造業の白人労働者の不満」など、いずれも同工異曲。いまいち決定打に欠ける感が否めない。

 そんな中で注目を浴びているのが、昨年2月に『反知性主義:アメリカが生んだ「熱病」の正体』(新潮社)を刊行した森本あんり・国際基督教大学(ICU)副学長だ。...

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