“ミスター・ラグビー”平尾誠二逝去 「あんたは親不孝やなぁと怒ったんです」母が語る最期
その華麗で果敢なプレーに釘付けになった人がどれほどいたことか。元日本代表や元日本代表監督という肩書より「ミスター・ラグビー」と呼んだほうが平尾誠二氏にはぴったり来る。天命というには早すぎる死を惜しむばかりだが、その命を縮めた病魔の正体とは。
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「(9月に見舞いに行ったときは)もう、あんまり元気がなくて、喋るのも難儀な感じで、ほんまに可哀想でした。それでも、優しい子やから“タクシー代出してあげてや”と奥さんに言うてくれたんです。私の足が悪いのを心配してくれて……」
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