大麻逮捕の高樹沙耶、捜査は麻取の30名体制

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 逮捕の一報を聞いても、サプライズは感じられない。むしろ、この人の場合は、案の定なのである。

 元女優の高樹沙耶(53)=本名・益戸育江=が、関東信越厚生局麻薬取締部に逮捕されたのは10月25日。容疑は、かねてより「大麻解禁」を主張していただけに、当然、大麻取締法違反(所持)だった。

新党改革から選挙に出たが

 社会部記者によれば、

「捕まったのは、現在、高樹が住む石垣島です。麻取が、自宅や高樹が運営するペンション、車を捜索したところ、乾燥大麻合計数十グラムと、吸引用とみられる巻紙やパイプが見つかったのです」

 高樹といえば、1983年のデビュー以来、刑事ドラマの「相棒」にも出演するなど、女優活動をしていた。が、2007年から南房総で「エコライフ」を始めたかと思えば、東日本大震災を機に石垣島へ移住。今回、共に捕まった森山繁成(58)、小見祐貴(26)と共同生活を送りながら、大麻の合法化を訴えていた。

 さらに、今夏の参院選には、「新党改革」から「医療用大麻の解禁」をスローガンに出馬。立候補した際に取材した記者によれば、

「インタビュー中、それほどまでに大麻と言うのなら、吸ったことはあるのかと聞くと、“もちろん、ありますよ”と即答していました。が、すぐにマズイと思ったのか、慌てて“海外でですよ”と言い直していました」

 選挙の結果は、あえなく落選。だが、そこまで大々的に目立っては、目を付けられてもおかしくあるまい。

「今回、沖縄、九州、四国、近畿、そして関東の麻取が合同で、総勢30名体制で捜索に当たりました。いつから内偵していたかは明かしていませんが、目立ちすぎたからでしょう。好き放題言っていましたからね」(先の社会部記者)

 もっとも、声高に「解禁」を主張していたというのに、容疑については森山は認めたが、高樹と小見は否認。逮捕された今こそ、従来の主張を唱えればいいものを。ハイになっていなかった?

週刊新潮 2016年11月3日号掲載

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