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フィリピン・ドゥテルテ大統領、アメリカ罵倒でも支持率は91%
アメリカを「地獄に落ちろ」と罵倒し、返す刀でEUを「地獄はいっぱいだから煉獄を選べ」と切り捨てる。就任100日を迎えたフィリピンのドゥテルテ大統領の暴言が止まらない。
「麻薬中毒者など私も喜んで殺す」と宣言、100日の間に容疑者段階で警官に殺害された者は1300人以上、自警団による処刑や麻薬組織内の抗争によるとみられる死者は2000人を超す。“麻薬犯罪撲滅”の名の下、裁判も経ずに繰り広げられる事態に、国連や欧米諸国は人権面から憂慮を示すが返ってくる反応は毎度、冒頭のようなものだ。...
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中国がアメリカにとって代わる日は来ない 「習近平を最もよく知る外交官」が分析
中国がアメリカを超える日は来るのか。この問題については多くの識者が議論をしてきており、その見方は「世界一の大国となる」から「もうすぐ崩壊する」まで様々だ。2006年から2010年まで駐中国大使を務めた宮本雄二氏は、新著『習近平の中国』の中で、次のように分析している。(以下は同書より抜粋)
■既存秩序の最大の受益者
中国が現在の国際秩序の破壊者となることは自殺行為である。
私の観察では、中国が経済リベラリズムに依拠する既存の国際経済秩序を否定したり、破壊したりすることは考えられない。...
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