口ほどにもなかった「二階幹事長」の手腕…新潟知事選は惨敗
「毎日千本ノックだよ。忙しくって忙しくって」
つい2週間前まで嬉しい悲鳴のような声を上げていたのは、自民党の二階俊博幹事長(77)。就任から2カ月半、陳情に次ぐ陳情の処理に忙殺される日々のようだが、ときに党内のハレーションも厭わぬ動きを見せてきた。
政治部デスクによると、
「まずは総裁任期を2期6年から3期9年に延長するという案をまとめ、次に、郵政選挙で造反した2人の子飼い議員を復党させるべきだと、公然と声を上げたのです」
そして、対外的な手腕が初めて問われたのが、16日投開票の新潟県知事選だった。...