中国経由の違法伐採木を一掃せよ!「新国立競技場」は日本林業の救世主になるか

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 きっかけは、2020年東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場の整備。すったもんだの末に、大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所の共同企業体(JV)による「木と緑のスタジアム」デザイン案が採用されたが、計画では国産木材が多用されることになっており、建設に必要な木材は2000立方メートルと見積もられている。

 江戸時代から続く「速水林業」の速水亨さんも喜びを隠せない。「スギの丸太で換算すると、ざっくり2万本ぐらい。その他の五輪関連施設で使用される木材も含めれば、業界全体で数億円の〈特需〉が見込めます」。...

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