新時代のリーダーは「進学校」より「崩壊学級」で錬成せよ
■学力神話のウソ(3)
「日本には優れたリーダーが足りない」「リーダー養成のためのエリート教育が必要だ」――このように考えている日本人は多いだろう。実際、わが子を将来のリーダー層に押し込もうと、名門付属小学校を「お受験」させたり、中高一貫の超難関進学校に通わせたりする親たちが引きも切らない状況だ。
しかし、ベストセラー『里山資本主義』の著者で、地域再生の専門家の藻谷浩介さんは、「もし本当にわが子を優れたリーダーに育てたいと願うなら、有名進学校に『隔離』するのだけはやめた方がいい」と言う。...