ノーベル賞、3年連続の日本人受賞の可能性は
今年は10月3日の医学生理学賞を皮切りに、各賞の受賞者の発表が始まるノーベル賞。もし日本人受賞者が出れば、3年連続の快挙となるが……。
まずは医学生理学賞から。
科学部記者の話。
「がんの抑制薬を開発した本庶佑(ほんじょたすく)(静岡県立大学理事長)や、細胞同士をくっつける分子を発見した竹市雅俊(京都大学名誉教授)など、いつ受賞してもおかしくないと言われている人は何人もいますが、山中伸弥(京大教授)が作製したiPS細胞や、3億人の命を救ったといわれる大村智(北里大特別栄誉教授)の業績に比べれば物足りない。...