自民・茂木政調会長、スケベを見抜かれ番記者に女性が増加

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 先月、新執行部が発足した自民党。「党四役」のうち、4年ぶりの再登板となったのが茂木敏充政調会長(60)である。ご多分に洩れず、担当記者らは四六時中、重職の動静に密着しているわけだが、そこには何故か、女性の姿が目立つという。

 政治部デスクが言う。

「茂木さんの番記者は現在、自民党『平河クラブ』に加盟する主要16社のうち7社が女性です。各社とも政治部は男性記者が大半だから、この“比率”は異例でしょう」

 というのも、

「ご本人が、女性には何かと口が滑らかになる傾向があって……。どこも考えることは一緒というわけです」

 こうした“環境”で意気軒昂、もっぱら上機嫌で番記者らに接しているという政調会長なのだが、

「あれこれ自慢が好きで、嫌味ったらしい人です」

 とは、当の番記者の一人。

「2年間務めた選対委員長時代のことです。肌寒い時期、議員宿舎前で女性記者がコートを手に取材していると、茂木さんが『それ、どこの?』と聞いてきた。彼女が国内のブランドを答えると、『へぇ、いいねえ』などと応じながら、最後に『俺のはアルマーニ』と、自分のコートのタグを見せつけてきたのです」

 大方“お似合いですね”のひと言で収まってくれるのだろう。時々お目にかかる類のおじさんではあるのだが、その反面、

「男性記者のくたびれた革靴を見ても、わざわざ『どこの靴?』と、軽んじるようにあげつらうのです」(同)

困らせて楽しむ

 そんな調子だから、宴席もいささか脱線気味で、

「お店では必ず『ワイン分かる人いる?』と店員を呼んで、リストを持ってこさせます。で、『どんな感じなの』などと延々テイスティングするので、我々は見守るしかありません。『手品を見せるから』と呼ばれた時は、カードマジックに興じながら、相手役に指名した女性記者の手をしっかり握っていましたね」(別の記者)

 最近も、こんな“事件”があった。

「所属する平成研(額賀派)の研修会が8月28日に軽井沢であり、その夜、懇親会が開かれました。席上、茂木さんは、ゴシック体で『いぬのさんぽ』と書かれた名刺サイズの薄い紙を取り出し、ある女性記者に『裏返して読んでみて』と言ったのです。ゴシック体の『さ』は裏返すと『ち』とも読めてしまい……」(同)

 あろうことか衆目の中で、犬の性器を意味する語を言わせようとしたというのだ。

「結局、彼女は声に出して読みませんでしたが、その困った様子を見て、茂木さんはとても楽しそうでした」(同)

 これが親睦の手段だというのなら、まさに犬猫レベルだ。政調会長に尋ねると、

「ご指摘の様な事実はありません」(茂木事務所)

 と言うばかり。さる政治ジャーナリストは、

「彼が政調会長になって、若手議員らは『どうせ我々の案は通らないから、もう政策提言はしたくない』とこぼしていました。ナルシストで現場の声には耳を傾けず、官邸の方ばかり向いていると見透かされているのです。派閥でもすっかり『茂木派』を継ぐ気ですが、小渕優子を推そうとしていた竹下亘などからは、茂木の名は出てこない。一人で盛り上がっている印象です」

 いっそ、助平心を捨て去るしかないだろう。

週刊新潮 2016年9月29日号掲載

「ワイド特集 ワケありの人物」より

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