高畑裕太の隠された父親(上) “祖母”が明かす「裕太はうちの孫」

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 取り返しのつかない罪を犯した息子・裕太(22)のため、高畑淳子(61)は会見に臨んだ。一方、騒動の余波で明らかになったのは、これまで語られることのなかった父親の存在である。実は、裕太の実父は、誰もが知る大ヒット刑事ドラマの名物俳優だったのだ。

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 8月27日、午後7時過ぎ――。チェックのシャツにジーンズという出で立ちの男が、西武池袋線・江古田駅に近い稽古場を後にした。駅の階段を一段飛ばしで駆け上がる身のこなしは、とても還暦を過ぎているとは思えない。だが、記者が声を掛けると、年相応に皺が刻まれた彼の顔には動揺の色が広がった。

「淳子さんとは30代の頃に舞台で共演しましたが、私は裕太さんとは全く付き合いがありません。確かに、そういう“噂”があるとは耳にしています。でも、私は全く関係ないので……」

 彼の語る“淳子さん”とは高畑淳子のことだ。そして、“裕太さん”は彼女の長男で、強姦致傷という凶悪犯罪に手を染めた高畑裕太容疑者を指す。

 時計の針を少し巻き戻そう。この前日の26日、高畑淳子は息子の逮捕を受けて、300人に上る報道陣の前で午前9時から会見に臨んでいた。

 奇しくも、「女たちの特捜最前線」(テレ朝系)で彼女と共演する高島礼子も、夫の不祥事に際して謝罪会見を開いたばかり。とはいえ、不肖の夫が薬物疑惑で愛人と共に逮捕された高島には同情が集まったが、高畑の場合は完全な針のムシロである。

 成人した子供の犯罪を、母親が謝罪すべきか。あるいは、彼女が息子の話に終始し、被害者に対する配慮に欠けるのではないかなど、会見への評価は分かれるが、予定時間を大幅にオーバーした会見では、親としての責任を追及され、息子の女グセの悪さや、性的嗜好についてまで詰問された。

 それでも、手塩にかけた我が子のため、最後まで取り乱すことなく、直立不動で質問に答えた彼女に、一部でさすが女優という評価があったことも事実。緊張の糸が切れたのだろう、会見を終えると、彼女は憔悴し切った表情で関係者に手を取られながら会場を去った。

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