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シャープ復活の鍵「ロボホン」開発を後押しした「伝説の技術者」
シャープは5月26日、ロボット型モバイル電話「RoBoHoN」(ロボホン)を発売した。
ロボホンは、実にシャープらしい商品だ。ヒト型ロボットとスマートフォンのハイブリッド。つまり、世界を見渡してもどこにもなかった商品である。他社に先駆けて新しい分野に挑戦し、いちはやく商品化する「イノベーティブなシャープ」は健在だ。
■「液晶はもういい、ロボットをおやりなさい」
ロボホンの開発を後押ししたのは、シャープの技術トップを長く務めた「ロケット・ササキ」こと佐々木正だった。...
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今や株価はピークの20分の1に下落したという。だが、経営陣に対する批判の声こそ上がったものの、シャープ「最後の株主総会」は、大きな混乱もなく終わってしまった。身売りの戦犯と兵隊たち、それぞれの終戦を、「ロケット・ササキ」(新潮社)の著者がレポートする。
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「わし2200円の時にシャープの株、買うたんや。130円ではどうもならんがな」
6月23日、大阪市のオリックス劇場で開かれたシャープの第122期定時株主総会に出席した初老の株主は、会場前の公園でマスコミに囲まれて憤懣をぶちまけた。...
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