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■貨幣経済をもたらした
前回の記事では、『日本を愛した植民地』(荒井利子・著)をもとに戦前、日本の委任統治領だったパラオの人たちが、戦後も日本に好意を持ってくれていることをお伝えした。
なぜ彼らは今でも日本時代を懐かしむのか。同書では数多くの島民の生の声を紹介している(以下、引用は『日本を愛した植民地』より)
たとえば1925年生まれのパラオ人、フジオさん(仮名)はこう語っている。
「日本時代が良かったっていうのは、まあ金もあったし、自由で、品物はたくさんありましたから。...
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