小室哲哉、プロデュース活動を再開 国籍問わないオーディション

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“TK”の意味を知らない女子高生も増えた今、これが彼なりの“My Revolution”なのか。芸能記者が言う。

「小室哲哉さんが、久しぶりにプロデュース活動を再開することになりました。新しいガールズグループを作ろうということで、オーディションのエントリーが今、まさに行われています。安室奈美恵のようなスターに育てたいのでしょう」

新たな愛弟子を

 そのグループの名は「Far Eastern wind」、直訳すれば、極東の風といったところだが、このオーディション、国籍や人種を問わないばかりか、日本語が話せない人も応募できるというから驚きだ。

「オーディションのエントリー画面は、フランス語や中国語、ポルトガル語にまで対応しています。10歳から15歳までの女性を対象に、選考を行い、合格者はエイベックスと契約。英語や外国語のレッスンまで受けることができます」(同)

 思えば、globe結成のきっかけもオーディションだった上、鈴木亜美は一世を風靡した人気番組「ASAYAN」出身。そうした成功体験があってのことか。だが、音楽評論家の富澤一誠氏は、

「小室さんが売れた90年代、彼には時代の動きを捉える力がありました。カラオケが普及していく中で、素人が歌いやすい楽曲を作っていく。しかし、今はAKB48などに代表されるようにガールズグループは飽和状態。きちんとマーケティングリサーチできているのか疑問です」

 で、芸能ジャーナリストの渡邉裕二氏は、

「エイベックスにとっては小室さんとその音楽を再生したいというのが主眼かもしれません」

 と見るのだが、実際、エイベックス関係者は言うのだ。

「詐欺事件や妻のKEIKOさんの病気でしばらく表舞台からは遠ざかっていましたが、未だエイベックス内ではVIP待遇。スタッフもついて、今でも最大の功労者の一人なのです」

 アラ還、勝負の船出だ。

週刊新潮 2016年8月4日号掲載

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