NHKの現役美人アナが“パパ活”サイトに登録 「普通の出会い系だと思っていた」と本人
援助交際をしてくれるパパを得て、生活を豊かにする。そんな“パパ活”を斡旋する高級愛人クラブが活況を呈している。女は容色でランク付けされ、最上級となれば、会うだけで10万円! そんなクラブにNHKの現役アナウンサーが登録していたというのだ。
***
一級建築士の父、幼稚園にパート勤めの母に育てられた件の女子アナ(25)が出身地の東京を離れ、NHK室蘭放送局に勤めることになったのは、昨年4月。夕方の「ほっとニュース北海道」などに出演してきたが、
「正式には『契約リポーター』の肩書きで、給料は手取り15万円ちょっと。スポーツ選手好きで、東京で生活していたときは飲み会をよくやっていました。押しなべて、上昇志向がかなり強いという評価ですね」
とは、さるNHK関係者。
「ある飲み会で一緒になったことがありますが……」
と別の関係者が後を受け、
「この日は個室が取れなくて、他のお客さんからも見える席に私たちは座っていました。それが気に入らなかったのか、彼女はやって来て早々に、“え、見られちゃうのに、個室じゃないんだ?”と言い募ったんです。みんなは空気を読んで、苦笑いしていましたけど」
とまれかくまれ、この冬のことである。“25歳アナによく似た女”が、「ユニバース倶楽部」の札幌支店に登録したという。
■会うだけで10万円
“デートクラブ”を名乗るこの組織は全国10カ所に本支店をもち、ホームページではこう謳っている。
〈会員制の安全な枠組みの中で愛人募集・パパ募集・パパ探し(パパ活)を提供する合法な組織です〉
要するに、金銭面で余裕のない女性をサポートしてくれる男性を紹介する場。女性会員は容姿によって4段階の格付けがなされ、最上級「ブラック」クラスの女性ともなれば、会うだけで10万円、“交際”には最低でも50万円がかかる。
■プロフィールに「アナウンサー」
“彼女”が倶楽部に登録した折に撮影された動画は20秒と短い尺ながら、女の魅力を伝えるには十分だ。ストラップの付いた肌色のハイヒールに焦点を定めたカメラは美麗な脚を舐めるように溯上し、ソファに姿勢よく収まる女を捉える。ポルノもかくや、扇情的なアプローチだ。
「初めまして山内玲子と申します。小さい頃から華道をやっています。あと最近ゴルフを始めました。素敵な優しい方と出会える事を楽しみにしております。どうぞよろしくお願い致します」
と挨拶し、一礼。滑舌の良さから察するに、アナウンス技術の指導を受けたことが推察される。
これに加え、店側がまとめたプロフィールには、
〈職業:アナウンサー/某テレビ局で働かれており、ご覧になられた事がある方もいらっしゃるかもしれません〉
などと記されている。その一方で、NHKのホームページには【趣味】として、
〈高校から華道を始め、学生時代は花屋でアルバイトをしていました。お花を見ていると癒やされます〉
とあり、動画での発言と重なる。既に倶楽部を退会しているが、倶楽部の事務局が階級を「ブラック」に認定したという山内玲子は、NHKの現役女子アナなのか。
■“普通の出会い系とか”
清楚なロングヘアが印象的な山内玲子アナ(仮名=25=)
七夕の翌日、番組出演を終えた彼女を直撃した。
――(動画を見せて)これはあなたですよね?
「そうですね、これ私です。登録してました。1人と会ってすぐやめちゃったんですけど」
――この愛人倶楽部でお金をもらって付き合っていた人がいたんですか?
「愛人倶楽部なんですか? え、それは知らないです」
――デートクラブとホームページにありますよね?
「普通の出会い系とか結婚相談所みたいなのだとばかり……。私はお付き合いできる彼氏が欲しかったので」
――なぜやめたんですか?
「お会いした方と話すうちに既婚者だと分かって、登録されている理由を聞いたら、“ゆくゆくは大人のお付き合いを”と言われてびっくりして。私はそういうのは全然考えられないので、怖いなと思ってやめました」
そして、ポツポツとあらましを語り始めたのである。
NHK室蘭放送局
■「近々、NHKを辞める予定です」
「私はNHK札幌放送局のアナウンサー試験を受けたんですが、次点で落ちてしまい、去年の4月から室蘭放送局で働くことになったんです。なぜ札幌かというと、学生時代から付き合っていた人が仕事で札幌におり、彼から“北海道に来てほしい”と言われたから」
が、別離が訪れる。
「寂しさに負けて、あのサイトに登録してしまったという部分はあります。周りからも“出会い多いでしょ?”と言われるし、そういう期待をしたこともありますが、全然誘われません。東京ではいくらでも出会いがありましたが、こっちでは全くない。社内もありません。室蘭放送局には若い方がいませんし、なにしろNHKの局のなかで室蘭放送局が一番小さいんです」
続けて、所属組織に対する息苦しさをこう漏らす。
「実は近々、NHKを辞める予定です。というのも、東京でテレビに出演する仕事が新たに決まったから。NHKは番組制作上の制約が大きく、自分には合っていないなぁと思ってきました。少しでも宣伝要素があってはいけませんから、番組内でカルピスとかコーラとか、そういった単語も口にできない。それと……こちらに来てから、ある男性アナウンサーのセクハラに悩まされていたんです。その件では、アナウンス室長が謝罪に来ることになっていましたが。もちろんそれが退社の理由ではありませんよ。ただ……」
と、弁明を繰り返す。
「愛人クラブだなんて知りませんでしたし、倶楽部側からもそういう説明はありませんでした。愛人とかそういう言葉があれば登録しなかったし、逆にきちっと説明してほしかったなと思っています」
しかしながら、女子アナの知人のひとりが、
「実際に、ある独身男性が倶楽部の紹介を通じて彼女とディナーをしたことがあるんです。その場で、“相性がよければ金銭的にサポートします”などと匂わせた。これに対して彼女は、“そうですね”という反応で特に驚いている雰囲気ではありませんでした。結果的にフィーリングが合わず、付き合ったり、カラダの関係に発展することはなかったと聞いています」
と明かすように、齟齬が見て取れるのである。
「特集 入会金30万円 年会費16万円 セッティング料金10万円 高級愛人クラブに登録していたNHK『現役美人アナ』」より