AKB、“CM獲得”ランク外に 「人気がなくなったわけではない」?

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“もはや国民的アイドルではなくなった!”とネット上では大騒ぎ――。

 7月7日、ニホンモニターが「2016上半期タレントCM起用社数ランキング」を発表した。CM“女王”となったのがマツコ・デラックスであることは報じられた。だが、それよりもAKB48をはじめとする“48グループ”、卒業組を含めて、誰1人ランクインしていないことの方が大問題だったようだ。

HKT48の指原莉乃

「2005年にデビューしたAKBのメンバーが、CMランキングに登場したのは2010年から。CM女王は上戸彩(13社)でしたが、小嶋陽菜の10社を筆頭に9社の宮澤佐江、8社の大島優子、柏木由紀、篠田麻里子、前田敦子、渡辺麻友、7社の板野友美、高城亜樹、高橋みなみと、31人中に10人を送り込んで、驚かせました」(芸能記者)

 翌年には大島優子が19社で女王となり、20人中12人が48グループで占められ、12年には、20社ものCMに出演した板野と篠田が女王となり、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった。

「13年の女王は武井咲に奪われましたが、AKBを卒業した篠田が15社で2位につけ、7人がランクイン。14年は4人となり、昨年には、14年卒業の大島とHKT48の指原莉乃のみに。そして今年は上半期とはいえ、1人もいなくなった」(同)

 AKBは潰えたのか。経済アナリストにして48グループファンの森永卓郎氏は、

「いえ、未だにチケットは取れませんし、人気がなくなったわけではありません」

 と擁護する。

「基本的にこのランキングは、旬のアイドルの序列と考えていい。マツコさんはアイドルではありませんが、旬だから企業が使うわけです。AKBは創設から10年を経て、大御所が卒業していく中、世代交代が遅れてしまいました。そんな中で国民の誰もが応援するようなアイドルがいなくなり、いわば宝塚のような固定ファンばかりになってしまったのです」(同)

 それでは企業は使い難い。ちなみに森永氏、SKE48の松井珠理奈推しという。

週刊新潮 2016年7月21日参院選増大号掲載

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