凋落フジテレビも中継の視聴率を期待、リオ”金メダル第1号”は…

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 選挙が終わればリオデジャネイロ五輪に向け、業界は準備の真っ最中である。

「民放各局は、視聴率をいかに獲得できるか、独自色を出そうと必死。日テレは選挙特番に続いて嵐の櫻井翔と明石家さんま、TBSはSMAPの中居正広、テレ朝は松岡修造の起用を発表しています。しかし、やはり金メダルを取れる競技を中継することに勝るものはない」(業界誌記者)

 8月5日の開幕まで30日となった7月6日、米国のデータ専門会社、グレースノートが日本の金メダル候補を発表した。前回のロンドン五輪の倍をいく総計14個! その内訳は、内村航平や白井健三の体操が4つ、柔道は男子60キロ級の高藤直寿、81キロ級の永瀬貴規、90キロ級のベイカー茉秋の3個。レスリングは女子53キロ級の吉田沙保里と58キロ級の伊調馨が4連覇……という具合だ。

「喜んでいるのはフジテレビですよ。フジは8月7日に柔道男子60キロ級の決勝を放送するのですが、予測の通りなら、日本の金メダル第1号となるのです」(同)

 フジは柔道の野村忠宏、シンクロの小谷実可子、フィギュアスケートの高橋大輔を“オリンピアンキャスター”と称して現地から中継することは発表しているが、メインキャスターはいまだ調整中である。

「今年3月期決算でテレ東に純利益で追い越された、凋落著しいフジだけに、どうしたの?と思うほどですが、60キロ級の生中継は地上波ではフジのみ。まだ運は残っていたのかも」(同)

 放送は午前3時30分スタートではあるけれど。

週刊新潮 2016年7月21日参院選増大号掲載

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