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移民問題に次ぎ、英国EU離脱の要因とされているのは、欧州委員会(EUの行政府)によるおかしな「規制」の数々である。
象徴的なものを挙げれば、
○曲がったバナナは市場に流通させてはならない。
○エネルギー節約のため、強いモーターの掃除機は処分しなくてはならない。
○糖尿病患者は車の運転を禁止する。
○バーで女性店員は胸の谷間を見せてはならない。
これらが「クレイジー」と批判され離脱気運を高めてきたのだ。
しかし、全国紙の外信部記者によれば、
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イギリスが離脱を決めた2日後(6月26日)、EUは「交渉」を行わないと発表した。EUに対する離脱通知は、文書か公式声明で充分というものだ。
「これは、ドイツ・メルケル首相のイギリスに対する報復宣言ですよ」
と言うのは、EUを取材してきた特派員である。
「ドイツはEUのためにマルクを捨て、巨額の拠出金を払い、移民を多く受け入れてきたのですが――」
一方イギリスはというと、
「EUの理事会が開かれると一番最後までゴネるのがイギリスです。シェンゲン協定(入管業務の撤廃)には入らないし、ポンドは維持している。...
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