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離脱派に利用された? エリザベス女王の本音は… 英国EU離脱20の疑問(3)
英国が欧州(連合)の一部であるべき理由を3つ挙げてください――。
期末試験の設問であれば、イギリスの学生たちが頭を悩ませただけで済んだかもしれない。
だが、国民投票の直前、保守系新聞「テレグラフ」や大衆紙「サン」といったEUに懐疑的なメディアが、これをエリザベス女王の言葉として報じたことで騒動が持ち上がった。すなわち、我が女王陛下は英国のEU残留に疑義をお持ちである、というワケだ。
「イギリスは王室の支持率が7割を超えるお国柄です。判断に迷った熱心なロイヤリストが、この報道で離脱に投票した可能性は高い」(在英ジャーナリスト)
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英国に続くのは――オランダ、フランス、デンマーク説 英国EU離脱20の疑問(12)
日本では報じられていないが、イギリスのEU離脱が決まると、ドイツの大手紙「ディ・ヴェルト」は、こんな記事を載せた。
〈我が国の財務省の文書によれば、イギリスの離脱の影響を受け、フランス、フィンランド、オーストリア、オランダ、ハンガリーの5国が、ドミノ倒しのようにEUから離れることにドイツは怯えている〉
EUに加盟している国はそれぞれ拠出金を支払い、代わりに分配金を受け取るという仕組みになっているが、主要国の負担は相当に重い。なかでもドイツは、毎年約170億ユーロを支払っていることから「ドミノ倒し」が起きて、さらなる負担増につながることが一番の恐怖なのだ。...
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