こんな記事も読まれています
離脱派に利用された? エリザベス女王の本音は… 英国EU離脱20の疑問(3)
英国が欧州(連合)の一部であるべき理由を3つ挙げてください――。
期末試験の設問であれば、イギリスの学生たちが頭を悩ませただけで済んだかもしれない。
だが、国民投票の直前、保守系新聞「テレグラフ」や大衆紙「サン」といったEUに懐疑的なメディアが、これをエリザベス女王の言葉として報じたことで騒動が持ち上がった。すなわち、我が女王陛下は英国のEU残留に疑義をお持ちである、というワケだ。
「イギリスは王室の支持率が7割を超えるお国柄です。判断に迷った熱心なロイヤリストが、この報道で離脱に投票した可能性は高い」(在英ジャーナリスト)
...
つづきを読む
こんな記事も読まれています
英国紳士たちの多くが後悔、そのツイッターの呟きは… 英国EU離脱20の疑問(1)
衝撃の結果を受けて、英国のツイッターは、ジェントルマンたちの悲痛な呟きで溢れ返っている。
〈国の経済を救うために投票したが、ポンドが急落したことで、すぐにその判断を悔やんだ〉
〈離脱派の嘘を信じて票を投じた自分に嫌気がさしている。私の一票が盗まれた気分だ〉
〈もはや焼け落ちる自宅を前に、立ち尽くすことしかできない……〉
今回の国民投票を前に、Britain(英国)とExit(離脱)を掛け合わせた「Brexit」という言葉が大流行した。しかし、投票結果がもたらしたのは、Exit(出口)の見えない混乱ばかり。...
つづきを読む