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離脱派に利用された? エリザベス女王の本音は… 英国EU離脱20の疑問(3)
英国が欧州(連合)の一部であるべき理由を3つ挙げてください――。
期末試験の設問であれば、イギリスの学生たちが頭を悩ませただけで済んだかもしれない。
だが、国民投票の直前、保守系新聞「テレグラフ」や大衆紙「サン」といったEUに懐疑的なメディアが、これをエリザベス女王の言葉として報じたことで騒動が持ち上がった。すなわち、我が女王陛下は英国のEU残留に疑義をお持ちである、というワケだ。
「イギリスは王室の支持率が7割を超えるお国柄です。判断に迷った熱心なロイヤリストが、この報道で離脱に投票した可能性は高い」(在英ジャーナリスト)
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「とにかく締め付け過ぎる。その一方で別の部分が危険なほどユルユルだ!」
ボサボサの金髪にずんぐり体型。EUをパンツにたとえて聴衆の笑いを取ることも朝飯前である。国民投票で「EU離脱派」に回り、キャメロン首相を打ち負かしたボリス・ジョンソン前ロンドン市長(52)はキャメロン氏と旧知の仲である。
「ジョンソン氏は名門・イートン校からオックスフォード大学卒業と、典型的なエリートです。キャメロン氏より2歳年上ですが、イートン時代に知り合い、大学も同じ。しかし、その後の人生は対照的です。...
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