【バングラ・テロ】現地警察幹部「一生懸命に働いてくれた日本人を救えず、恥ずかしい」
日本人7人が犠牲になったバングラデシュの人質事件。地元警察幹部が「週刊新潮」の現地取材に応じ、その胸中を語った。7月7日発売号にて掲載される。
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既に報じられているとおり、犠牲になった7人は「開発コンサルタント」として現地で働く人々だった。今回取材に応じたのは、現場レストランから車で5分のグルシャン警察署のジャキール副署長である。
「彼らはバングラデシュを良くするために日本から来てくれた。バングラデシュの地下鉄などインフラプロジェクトで一生懸命に働いてくれた。彼ら日本人は非常に温和で平和的な人間だ。そんな人たちを救えなかった。そのことを恥ずかしいと思う。とても、とても恥ずかしいと思う――」
現場付近の様子
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7月7日発売の「週刊新潮」ではこのほか、現場で取材したインド人ジャーナリストらの証言に基づくテロ事件の模様の再現や、犯人たちが暗誦を要求した可能性のある「コーランの一節」の内容、親日国・バングラデシュの宗教・政治事情などを6ページにわたって特集する。