逮捕の高知東生、女との関係は“愛人って言うか…” 押収品にコンドームは見当たらず

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 辰年同士でおしどり夫婦を17年演じてきた高知東生(のぼる・本名=大崎丈二)と高島礼子(共に51)。1年前に芸能界を退いた夫は覚醒剤130回分を携え、愛人(おんな)と逢瀬を重ねていた――。

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高知東生(のぼる・本名=大崎丈二)

 6月24日の朝、元俳優の高知東生は、麻取こと、厚労省関東信越厚生局麻薬取締部の迎えを受けて横浜のラブホテルに目をさました。

 ベッド上で裸の高知の隣には、クラブ・ホステスの五十川(いそかわ)敦子(33)が眠っている。傍には、チャック付きのパッケージに入った覚醒剤。各1グラムが4袋で計4グラム。大麻煙草3本に乾燥大麻1塊2グラム。そして、炙って使った跡があるガラス器具が転がっていた。

 ラブホテルが蝟集する地域に建つ当該ホテルは昨年12月にリニューアル。屋上には露天風呂が鎮座、1泊2万円を超える部屋もある。

 捜査員約10名が、裁判所から受けた捜索差押許可状を手に部屋へ踏み込んだのは8時半過ぎ。そして、覚醒剤取締法および大麻取締法違反の疑いでふたりが現行犯逮捕されたのは、9時36分のことである。

 寝込みを襲われ、気分が良い者などいはしまい。いつもと違い、入ってこない空気を必死で取り込もうとする。ふたりにとって人生で最も長い60分だった。

■“B級タレント”

クラブ・ホステスの五十川敦子(写真は本人のブログ「あつこ☆Diary」より)

「麻取がB級タレントをマークしているという情報が流れたのは、今から1年ぐらい前のことです」

 と、社会部デスク。ちょうどその頃、B級こと高知は芸能界を引退。卒寿間近でパーキンソン病を患う高島の父を介護するのに加え、

〈岩盤浴など健康関係の仕事を副業としてやっていましたので、その種の仕事を広げるか……〉

 などと、本誌(「週刊新潮」)の取材に答えていた。もっとも、

「最初、麻取のターゲットは女。そこに引っ掛かったのがB級だったのです。当局としては、女が密売人と接触していること、その後に横浜や東京都内のラブホテルへ移動し、そのB級と落ち合っていること、そういった“ルーティン”が繰り返されることを内偵捜査で確認してきました」(同)

 捜査関係者が後を受け、

「逮捕前日も捜査チームが2人のクルマをマークしていたところ、女が密売人とコンタクト。当日の朝2時頃になって、相次いでラブホへチェックインしたということなんだ。クスリはもちろん、体液のついたタオルや包まれた形のティッシュを押収したけど、そのなかにコンドームは見当たらなかったと聞いているよ」

 図らずも性癖が詳らかにされた恰好だが、捜査関係者がこう継ぐ。

「“覚醒剤は使うために持っていた”と所持だけでなく使用も認めている。更にこちら側が、“どういう関係なんだ? 女は愛人なのか?”と聞くと、“愛人って言うか……セフレみたいな感じです”って答えてもいた。要するに、愛人ほど“重く深い関係”にはないと。女とは10年くらい前に酒席で知り合ったようだね」

高知の妻、高島礼子(51)

■実刑の可能性も

 その一方で、元近畿厚生局麻薬取締部長・西山孟夫氏が古巣の事情を解説し、

「多くの量を所持しているときに踏み込む方がベター。というのも、自己使用だけでなく営利目的の所持であると見なされ得るからです」

 その点、今回は覚醒剤4グラムと多く、1度の使用量を0・03グラムとすれば130回分にも匹敵する。

「薬物中毒者からすれば」

 と、西山氏が続けるのだ。

「一度にまとめ買いをした方がリスクは低くなる。裏返せば、密売人と接触する回数が多ければそれだけ警察や麻取に嗅ぎつけられる危険性が高まるということ」

 元東京地検特捜部検事で弁護士の高井康行氏に罪状を見立ててもらうと、

「自己使用で初犯の場合、執行猶予が付くというのは事実上決まっていることです。が、所持に関してはその限りではない。例えば、初犯でも100グラムの覚醒剤を所持していれば実刑となるでしょう。今回、所持量としてはかなり多いですから執行猶予が付くとは限らない。万が一、利益をあげることを目的にした営利目的所持と判断されれば、3年から3年6カ月の求刑になるでしょう」

「特集 もうすぐ『あー夏休み』なのに『TUBE前田』に直撃! 覚醒剤130回分を所持! 麻取に性癖まで捜査された『高知東生』と『高島礼子』の夫婦生活」より

週刊新潮 2016年7月7日号掲載

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