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「10年後破綻する人」はどんな人か 経済ジャーナリスト・荻原博子さんに聞く
昨年、「老後破産」「下流老人」といった言葉が流行語になった背景には、多くの人が、この先の生活について不安を抱えていることがあるのは間違いない。
一体どうすれば、最悪の事態を避けることができるのか。
この度、『10年後破綻する人、幸福な人』を上梓した経済ジャーナリストの荻原博子さんに聞いてみた。
――なぜ「10年後破綻」をテーマにしたのでしょうか。
荻原:あまり先の話になると、読むことは難しいのですが、10年後くらいまでの流れは大体わかっています。...
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シャープはどこで間違えたのか? グーグルやアップルになれた「もうひとつの未来」
泳ぐのを止めたら死んでしまうのはマグロだけではない。企業も同じだ。現状に安住し、足を止めたら、いずれ命脈は尽きてしまう。日本企業が海外勢に押し負けるようになった大きな理由も、まさにそこにある。成功体験に縛られ、官僚化した組織では、自らを作り変え、新たな命を吹き込むようなイノベーションが生まれにくくなるからだ。
たとえば、シャープがそうだった。世界に冠たる液晶帝国を築き上げたところで足を止め、「オンリー・ワン経営」「ブラックボックス戦略」の名の下に技術を囲い込んだ結果、競争のダイナミズムを失い、失速。...
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