武井咲、TAKAHIROとの熱愛を“なかったこと”にする事務所との間に溝

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 部下のやる気を引き出してパフォーマンスを高めるのは、組織におけるマネジメントの要諦。会社や役所のみならず芸能界にもあてはまりそうなものだが、所属事務所との「管理方針」をめぐる軋轢で目下、武井咲(22)がのっぴきならない事態に陥っているという。

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敷地内で女と鉢合わせた吹石一恵さん

 ここ数年、同じ「オスカープロモーション」に所属する上戸彩や剛力彩芽らと「CM女王」の座を競ってきた武井。紛れもなく事務所の看板の1人で、本格女優デビューから5年で主演作がすでに15本だから、力の入れようが分かるというもの。さる芸能記者によれば、

「武井は元々、モデル志望で芸能界入りしたのですが、事務所の方針で11年から女優業に転身。以降はテレビドラマに映画にと働きづめで、一時はあまりのオーバーワークで喜怒哀楽が乏しくなるような状態に陥るほど、疲労困憊していました」

 加えて、“鉄の掟”が彼女を苛んできたという。

「7000人ものモデルや女優を抱えるオスカーにあって、トップの10人ほどは社長直轄マター。彼女らには例外なく『25歳までは恋愛禁止』という制約が課されるのです」(同)

 が、昨年4月には、ドラマで共演したEXILEのTAKAHIRO(31)が武井の自宅マンションを訪れたと写真誌に報じられ、

「この時オスカーは『交際はしていない。今後は二度と会わない』との内容を、武井の談話としてリリースしてしまった。恋愛をなかったことにされた彼女は、これで事務所とギクシャクし始めました」(同)

 実際、その後のイベントでは、前出の掟についての質問が飛ぶと、

〈恋は出会いなので、わからない〉

 などと“絶対方針”に反旗を翻すかのようなコメントを残していたのだ。

■女優に興味なし

 こじれた関係に改善の兆しが見えぬまま、さる3月には再びTAKAHIROとの密会を女性誌にキャッチされてしまった。

「武井は完全に確信犯。オスカー側はすっかりメンツを潰された形となりました」

 とは、同事務所の事情に詳しい関係者である。

「所属タレントは、ツイッターなど私的なSNSも禁じられています。武井は2度目の熱愛報道に先立つ2月下旬、親しい女優の森カンナのインスタグラムに、左手薬指に指輪をはめて登場した。これは『恋愛はやめない』という“宣戦布告”。女優業へのモチベーションは下がる一方です」

森カンナのInstagramより

 それでも事務所には、こうした反乱を抑えられない懐事情があるというのだ。

「同じく稼ぎ頭の上戸は、出産と育児を経てようやく昨年暮れに復帰したばかり。米倉涼子も『ドクターX』の特番を夏に控えながら、いまだ離婚問題が決着していない。ここで武井にヘソを曲げられて穴があけば、オスカーは計り知れない痛手を被ることになるのです」(同)

 頭を抱えるのも道理だが、“本業”は不振続きだ。最近でも昨年7月期に主演した「エイジハラスメント」(テレビ朝日系)は平均8・9%。長瀬智也が主演し、武井がヒロインを務めた今年1月期「フラジャイル」(フジ系)も9・8%に終わっている。オスカーは、

「交際はしていませんし、モチベーションも変わりません。以前モデルの仕事をさせていたのは、伸びるための通過点。彼女はあくまで女優です」(広報担当)

 溝は埋まりそうにない。

「ワイド特集 五月晴れの五月病」より

週刊新潮 2016年5月26日号掲載

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