三浦友和が宣伝番組で明かした「百恵と“シルバー割引”で映画」

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 いくら“日本映画界最高峰の超豪華オールスターキャスト”の2部作だからといって、宣伝がくど過ぎる『64-ロクヨン-』(東宝)。

 映画評論家の北川れい子氏も心配する。

「今年上半期のNo.1といってもよい日本映画だと思っているのですが、宣伝がすご過ぎてかえって興醒め」

 製作幹事のTBSでは、前編公開前日の5月6日は、朝から晩まで主演の佐藤浩市が出ずっぱり。だがその一連の宣伝番組のなかに興味をそそられる内容も――。

『ぴったんこカン・カンスペシャル』では司会の安住紳一郎アナと佐藤浩市が『64』共演者の三浦友和を質問攻め。そこで聞き出したのが、映画についての話。

「(夫婦)2人でよく行きますよ。だいたい六本木、新宿、銀座あたりが多いですね。この間も『ルーム』を見てきました」(三浦)

 三浦は自慢げに続ける。

「どちらかが55歳以上ならば、夫婦割引なんですよ。2人で2200円。残ったお金で晩ご飯食べて……」

 三浦友和(64)、百恵(57)夫妻が“シルバー割引”?“超豪華オールスターキャスト”の1人が夫婦割引で映画を見ているのだ。一般1800円は世界一高いといわれ、米国でも概ね1000円以下である。業界誌記者はいう。

「TOHOシネマズが5年前に一般料金を1500円に下げる実験を半年間続けたことがありましたが、その時はレディースデイやシニアデイなどで1000円で見られるサービスを撤廃。結果的に入場者数が減少したことがありました」

 より安いサービスを撤廃しては意味がない。大人1000円ポッキリにしてみたらどうだろうか。

「業界は毎年、年間目標動員数を2億人といい続けていますが、いつも1億6000万人前後。思い切った値段にしてみたら効果があるかもしれません。劇場は客が入らなくても、時間通り上映しているのですから」(前出・北川氏)

 ちなみに日本映画製作者連盟などが展開する夫婦割引は一方が“50歳”以上で適用される。製作幹事TBS、ちゃんと宣伝しなさい。

週刊新潮 2016年5月19日菖蒲月増大号掲載

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