「福原愛」格下台湾選手との交際にブーイング 元彼錦織圭と比べると……

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 たとえ綾瀬はるかや前田敦子の熱愛が発覚しても、その衝撃が海を渡ることはあるまい。その点、交際報道で中国全土を揺るがす“愛ちゃん”こと福原愛(27)の人気は別格だ。とはいえ、彼の国で“萌系少女”と呼ばれる彼女が惚れたのは同い年ながら格下の、しかも、台湾人選手。早くも恋路を危ぶむ声が囁かれ始めている。

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イケメン彼氏にメロメロ

 目下、中国の若者から嫉妬と羨望の入り混じった視線を集める、福原のお相手は、台湾代表の江宏傑選手(27)=ジャン・ホンジエ=だ。台北在住のスポーツライターによれば、

「身長180センチで、台湾の人気トーク番組の司会者から、直々に芸能界入りを打診されたこともあるイケメンです。愛ちゃんとの交際が報じられると、現地メディアの取材に応じ、“僕も愛ちゃんも卓球選手で共通の話題が多いから、お互いの気持ちを理解しやすかった。自然と一緒になった感じです”と答えていました」

 見た目に違わぬ爽やかなコメントだが、このカップルには、愛情だけでは埋め切れない格差があった。

 長年、福原を取材してきたジャーナリストの青柳雄介氏が言う。

「正直なところ、世界ランキング6位の福原と、72位のジャン選手では実力に雲泥の差があります。台湾の代表チームは世界選手権でベスト8に入るくらいの力があるものの、彼の年齢でその順位だと選手としては厳しい。72位ではスポンサーを見つけるのも困難です」

 卓球選手の稼ぎは大会賞金やスポンサー契約料、CM契約料が中心で、ランキングの順位は収入に直結する。

 全日空に所属し、日清オイリオやENEOSといった大企業のCMに出演する福原の年収は最盛期には1億円を超えたという。一方のジャン選手はといえば、

「現地の大手銀行に所属していますが、年収は金融業界に勤める会社員と同じ400万円程度だと思います」(先のライター)

 無粋ながら、生涯獲得賞金が13億円に迫る “元カレ”の錦織圭と比べると、見劣りの感は否めないのだ。

■許せない!

 もちろん、国際恋愛に燃える福原にとって、収入格差は些細な問題かもしれない。だが、それ以上に深刻な懸念もある。お相手が台湾人だったことで巻き起こった、中国人からのブーイングだ。

 台湾のネット上には、

〈愛ちゃんおめでとう! 早く結婚して中華民国の国籍を取ってよ〉〈恋人が台湾人で、中国人はガッカリしてるだろうな〉

 といった書き込みも目立つ。これが隣国のファンを刺激している。

 一つの中国を標榜するお国柄ゆえ、

〈すばらしい! 愛ちゃんが中国人の嫁になった!〉

 と、祝福する声もあるが、

〈オレの女神が台湾人と結婚なんて許せない!〉〈泣き虫愛ちゃんが台湾人と熱愛!? 中国人はハートブレイクだよ!〉

 などと、露骨に嫌悪感を示す向きも少なくない。

「愛ちゃんは中国でアイドル並みの人気を誇りますが、仮にジャン選手が台湾独立といった政治的な立場を表明すれば、彼女も批判に巻き込まれる危険性がある」

 とは、中国に詳しいジャーナリストの高口康太氏。

「台湾では5月に蔡英文が総統に就任します。台湾独立を掲げる民進党の綱領作りに携わった人物ですから、今後、中台が緊張関係に直面するのは間違いない。そうなると、愛ちゃんの中国市場での人気や価値が傷つくことは避けられません」

 リオ五輪での戦いと同様、恋愛でも中国対策は欠かせないのである。

「ワイド特集 淑女たちの疾風怒濤」より

週刊新潮 2016年5月5・12日ゴールデンウイーク特大号掲載

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