蜷川幸雄さん死去…娘・実花さんは「娘でいられたことを誇りに思います」
舞台演出家・蜷川幸雄さんが12日に亡くなったのを受け、映画監督で写真家の娘・蜷川実花さん(43)がinstagramを更新。「今日、父が逝ってしまいました。最期まで闘い続けたかっこいい父でした。父の娘でいられたことを誇りに思います。」とのコメントを寄せた。
300近い作品の演出を手がけ、「世界のニナガワ」として国際的な高い評価を集める存在だった。死因は肺炎による多臓器不全。
近著『蜷川幸雄の仕事』(新潮社)に掲載された画家・山口晃さんとの対談では、“自身の境地を後の人に継いでほしいか”との問いに、こう答えていた。
〈継いでほしいとは思っていないです。ただ、こういう時代をこういう風に生きた奴らがいたっていうことを分かってくれるといいなあとは思います。死に物狂いでものを作って、年老いていったジジイたちがいた、その空気だけは伝わらないかなと思ってるんですけれど〉
通夜は5月15日18時、告別式は16日12時より青山葬儀場で行われる予定。