堀北真希“最低主演女優賞”の演技で主演ドラマ視聴率1ケタ台 なにかあったの?

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 昨クールのドラマのなかでは、『相棒』に『スペシャリスト』(ともにテレビ朝日)と、警察ものが視聴率上位を占めた。そんななか、刑事や監察医らが6人も集ったのに、ドラマ自体を低視聴率という迷宮へ導いてしまったのが、堀北真希(27)主演の『ヒガンバナ』(日本テレビ)。平均では9・6%だった。

ファンクラブを閉鎖した堀北真希

 これは、警視庁捜査7課という架空の部署に在籍する女刑事が難事件を解決していくドラマである。

 堀北演じる刑事は、幼いころに強烈なトラウマを抱え、そのことによって人の感情を読み取る特殊能力を身につけた。次第に、そのトラウマの種子(たね)が明らかになり、大きなカタルシスが得られる…はず……であったのだが、さにあらず。

「今期のドラマで『最低主演女優賞』を授与するとしたら堀北です。なにしろ台詞は棒読み、演技は棒立ち。毎回、事件解決時に彼女は涙を流して倒れ込むのですが、気絶の仕方に現実味がない。そして、涙も同じ位置から同じ分量が出ますから、CGと思われるほどに嘘くさい。挙句、意識が戻ったら『山羊汁』を飲んで気力を回復するというのは理解を超えていました」

 とライターの吉田潮氏が断じれば、スポーツ紙の記者のひとりが堀北周辺に起こったさる異変を匂わせる。

「ファンクラブの活動および個人ホームページの更新が昨年末で止まりました。堀北ほどの女優のやることですから憶測を呼んでいます。たとえば、“すっかりやる気を失くしている”“少し休みたいようだ”などと噂されているのです」

■“戦犯DAIGO説”も

 もっとも、堀北ばかりに低迷の原因があるわけではなく、

「戦犯はDAIGOです」

 と続けるのはコラムニストの林操氏である。

「堀北にまつわる謎を解き明かすための重要な役どころなのですが、彼が出てくるたびに喜劇的になり観る気が失せてしまいます。普段からあまりに軽いイメージで、しかも北川景子と結婚したばかりの幸せいっぱい。そんな彼に陰のある男を演じさせてはいけない。本人もさることながら、キャスティング・ミスです」

 さらに悪いことに、前出の記者によると、

「このドラマと裏番組で武井咲がヒロインの『フラジャイル』(フジテレビ)について。共に視聴率が芳しくなかったのは、同じ曜日の夜9時から放送されている『相棒』失速の影響があります」

 それというのも、

「いわば視聴習慣が変わったからです。10年以上に亘るこの人気番組は最高で23・7%を誇っていたのに、今クール最低は12・6%。当然、『相棒』後の時間帯も続けてテレビを観る人を取り込みづらくなっているのです」

「特集 軒並み視聴率1ケタに沈んだ『トップ女優』敗北のドラマ」より

週刊新潮 2016年3月31日号掲載

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