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少年院で非行少年は「反省」できるのか? 矯正教育のプロが語る問題点
前回の記事では、少年院の「24時間、私語禁止」という厳しいルールとその弊害についてお伝えした。
さて、そうは言っても、厳しい環境下で矯正教育をしている以上、一定の効果はあるのでは、と思う方もいるだろう。
しかし、長年、刑務所での矯正教育に携わってきた岡本茂樹氏は、新著『いい子に育てると犯罪者になります』の中で、少年院での教育にはいくつも問題がある、と指摘している。
岡本氏がもっとも大きな問題点として挙げているのが、「非行少年が自身の内面と向き合うような教育をしていない点」である。...
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「子どもの気持ちを傷つけないものの言い方」
「子どもに自信をつけさせるコーチング」
驚いてはいけない。昨今の育児書や子育て雑誌は、こうしたスキルを大真面目に教えている。親はもう自然体ではダメで、テクニックやスキルを学んでから子育てをしなければならないようだ。
こうした記事に共通するのは、子どもをほめて育てることを大前提としていること。だが「ほめて育てる」教育には3つの盲点があると、心理学博士で『ほめると子どもはダメになる』の著者の榎本博明氏は指摘する。...
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