「僕は神様から特殊能力を授かった」都知事を目指す「爽やか乙武クン」の自慢 〈乙武不倫全文公開(2)〉

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〈自民、乙武氏擁立で最終調整/参院選、東京選挙区か比例区〉

 3月16日付の朝日新聞朝刊がこう報じたように、一時、乙武洋匡(ひろただ)氏(39)の参院選出馬をめぐり、周囲には慌ただしい動きが見られていた。「週刊新潮」の不倫報道を受け、30日に“出馬をしない”とのコメントを発表した氏だが、その出馬にはある“目的”があったという。

 彼は自民党からの出馬が有力視されていたが、実は昨年10月21日付の〈宣誓書〉で、友人で「タリーズコーヒージャパン」の創業者としても知られる松田公太参院議員が代表の「日本を元気にする会」(以下、元気)から出馬すると約束。自らサインまでしていたことが「週刊新潮」の取材で分かっている。

 これについて、当時、自民党議員はこう明かしていた。

「乙武さんには、政財界、スポーツ界などに幅広い人脈を持つ、ある経営者がブレーンに付いています。その人の助言もあって、やっぱり寄らば大樹と、元気からうちに傾いたようです。既に乙武さんは、茂木敏充(としみつ)選対委員長と話を詰めていて、自民党からの出馬でほぼ固まっている。乙武さんは、最終的には東京都知事になる夢を胸に秘めています。その『足場固め』として、東京選挙区を狙っているようです」

 いずれにせよ、乙武氏の身辺がキナ臭くなっていたことは間違いない。

■練られていたプラン

 事実、彼の知人も、周到に練られていた「プラン」をこう耳打ちする。

「乙武さんは、4月6日に40歳の誕生日を迎える。その前日に、彼の出身大学の早稲田に近い『リーガロイヤルホテル東京』の3階にある、最大1000人を収容できる大宴会場『ロイヤルホール』で派手に誕生パーティーを開催します。五輪メダリストの有森裕子さんや社会学者の古市憲寿(のりとし)さんら著名人が発起人に名前を連ね、なんと1万円の会費を取る。つまり乙武さんは、この大がかりな誕生パーティーを、選挙への『出陣式』にしようと考えていたんです」

 着々と進められていた出馬計画。確かに乙武氏の立派な経歴を眺めると、彼は充分、自民党にとって最強の切り札になり得たように思う。

■「爽やか乙武クン」

 改めて乙武氏の来し方を振り返っておくと、生まれつき両手両脚がない先天性四肢切断という障害を抱えた彼が一躍脚光を浴びたのは、早稲田大学在学中の1998年のことだった。著書『五体不満足』を出版。その中で、重い障害を持ちながらも暗さや劣等感を微塵も感じさせない「向日性」を綴(つづ)り、従来の「障害者観」を覆して世の中に清廉な衝撃を与えた。

 450万部を超える大ベストセラーとなった『五体不満足』で「爽やか乙武クン」として圧倒的な支持を得ると、彼はその後、スポーツライターや日本テレビの報道番組『NEWS ZERO』のキャスターを務めるなど、メディア界で活躍した。

 他方、東京都杉並区の小学校で3年間の教諭経験を経た後(のち)に、2013年からは都の教育委員も務めた教育者の一面も持つ。

 加えて、ごみ拾いボランティア「グリーンバード新宿」の代表でもあり、社会奉仕活動にも余念がない。

 私生活では、01年に早稲田大学の1学年下の後輩と結婚し、現在、8歳の長男、5歳の次男、1歳の長女と、3人の子宝に恵まれている。長男誕生時に育休を取得した「育メン」としても名高い。

 つまり乙武氏のイメージは、非の打ちどころのない「いい人」と言えよう。

 こうして見事な「正しい人生」を過ごし、ついに国会議員のとば口に立たんとしていた「爽やか乙武クン」。だが彼には、世間の印象とはかけ離れた、驚愕の「ダークサイド」があるのだという。

■仲間内では知られた「女遊び」

 乙武氏の先輩が声を潜める。

「ああ見えて、乙武はかなりの女好きでね。女の子と飲むのが大好き。満面の笑みと、キャスターとして磨きをかけた話術があり、彼はモテますからね」

 無論、妻子持ちの男が妻以外の異性と酒席をともにしてはいけない決まりはなく、乙武氏がどんな女性と酒を飲もうが自由ではある。

 しかし、「その先」は決して許されるものではない。言わずもがな、それはすなわち不倫を意味するからだ。

 乙武氏の飲み仲間が後を受ける。

「乙武の女遊びでしょ? 仲間内では有名な話ですよ。彼は猥談好きで、よく自分の『大事な部分』の大きさと機能を自慢しています。『僕は神様から特殊能力を授かった』『一晩に何回でもできる。最後までちゃんと“出る”』って。それが奥さん相手で済んでりゃいいんだけど……」

 その懸念は見事に的中し、乙武氏のダークサイドは世間の知るところに。都知事という夢への道のりは険しくなった。

「特集 参院選『自民党』最強の切り札の背徳的生活! 一夫一婦制では不満足 『乙武クン』5人との不倫」より

週刊新潮 2016年3月31日号掲載

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