アイドルもござれ「新垣隆」ただいま売れっ子

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 佐村河内守氏のゴーストライターだったことを公表して、はや2年。作曲家の新垣隆氏(45)が“自分名義”で快進撃を続けている。

 7人組の女性アイドルグループ「青山☆聖ハチャメチャハイスクール」が、3月9日にリリースした『メチャハイの天地創造』を作曲したのも彼。

作曲家の新垣隆氏(45)。頼まれると断れない性格

「2012年に結成され、15年にメジャーデビュー。メンバーは18歳から24歳で、女子のファンも多い。これまでの曲はインディーズランキングで1位をたびたび獲得、総合ランキングでもベスト10に入る実力。この新曲はポップスから現代音楽までジャンルを飛び交い、新垣さんも楽しんでいますね」(芸能記者)

 新垣氏がアイドルの曲を手がけるのは初めてだ。さすが、アイドル相手でも気持ちをくみとるのがうまい。

「あの騒動の後、新垣さんはバラエティ番組もいとわずに出てきた。今やガッキーとも呼ばれる人気者ですが、どんな依頼も断らないことが自分にできるお詫びと考えているようです」(同)

 アイドルどころか演歌の大御所、坂本冬美の依頼まで受けている。デビュー30周年の記念曲『愛の詩』を作曲、3月2日に発売されたばかりである。

「作詞は、『あばれ太鼓』や『祝い酒』など坂本冬美の代表曲を手がけた、たかたかし氏。演歌の流れにはないメロディーがあって新鮮だと、坂本本人も喜んでいるそうです」(音楽記者)

 新垣氏は坂本のファン。子供の頃は河合奈保子や柏原芳恵が好きだったと言うから、才能の引き出しは多い。

 さて、一方の佐村河内氏だが、氏を追ったドキュメンタリー映画『FAKE』(森達也監督)が、6月に公開される。ふたりの間に第2幕はあるか。

週刊新潮 2016年3月24日号掲載

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