不正融資150億円で逮捕なのに「泰道三八」人脈はきら星の如く
バブルとともに去りぬ――。1995年、バブル崩壊の影響でコスモ信用組合の経営が破綻すると、翌年、理事長だった泰道三八(たいどうさんぱち)氏(71)は、不正融資150億円超の背任容疑で東京地検特捜部に逮捕された。その泰道氏が、改めて自身の「罪」について総括する。私は贖罪(しょくざい)の山羊だった、と。
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95年7月、コスモ信組の経営破綻が報じられると、戦後初となる取り付け騒ぎが出来(しゅったい)した。
「窓口に長蛇の列ができていて、『これはもうダメだな』と思いました」
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