“アムラー”から20年! 衰えない「安室奈美恵」の集客力
3月2日に発売された安室奈美恵(38)のライブ映像作品「namie amuro LIVEGENIC 2015-2016」がオリコンの週間DVD、BLランキングのそれぞれで1位を獲得。同時1位は、彼女にとって4作目となり、女性ソロでは歴代トップ。
「音楽ソフトが売れない今、ライブの動員は伸びているんです。中でも安室は昨年9月からこの2月まで全国15カ所で行われたツアーで40万人を動員し、そのライブ映像が10万枚近く売れるという驚異的な人気を保っています」(レコード他社)
安室奈美恵(38)
1992年に「スーパーモンキーズ」の一員としてデビューした安室。ソロとなってからは彼女のファッションを真似る“アムラー”が続出し、96年の流行語にも選ばれた。プロ野球ではミスターが“メークドラマ”、アトランタ五輪で有森裕子が“自分で自分をほめたい”と言った年だ。
「もう20年、トップを走り続けている。ライブ会場には、おばさんになった元アムラーもいますが、若い人も多いんですよ」
とは、デビュー時から安室を見続けてきた音楽評論家の反畑誠一氏である。
昨年6月に発売したアルバムは全曲ほぼ英語、12月に発売した新曲「Red Carpet」は2位となり、21年連続のトップ10入りは、女性初。
「優れたクリエーターを揃え、新しいビートに挑戦し続けているから、客層も新規開拓できる。離婚、お母さんの不幸、独立騒動など、演歌歌手なら暗くなるところですが、それも見せない。大したものです」(同)
同世代には、浜崎あゆみ(37)がいるが、最近では売れないことが話題に。
「安室が産休の年に歌手デビューしたあゆは、CD販売枚数では、12年に5000万枚を突破して女性ソロトップ。ただし、それは01年から3年連続でレコード大賞を受賞したように、CDが売れる時代に爆発的にヒットしたためでもある。自分で詞を作る彼女の場合、変化が難しいんです」(同)
この夏のリオ五輪では、NHK放送テーマ曲を歌う安室。次はどう変わる?