「週刊新潮」に囁かれる「ベッキー」寄付捏造疑惑の真相
2016年3月1日に日本ユニセフ協会が発表したコメントを受けて、ネット上では「週刊新潮」の記事に“捏造疑惑”が囁かれている。
日本ユニセフ協会が発表したコメントとは、概要以下の2点である。
〈『ユニセフ関係者が特定個人の寄付履歴を開示した』との内容の記述が週刊誌に掲載されたが、当協会がそうした情報を第3者に開示した事実はない〉
〈掲載前に同誌から電話で連絡を受けたが、個人情報保護と法令順守の点から明かせないと伝えた。寄付の有無について肯定も否定もできない〉
具体的な媒体名を挙げてはいないが、これが「週刊新潮」3月3日号に掲載された記事「ゲス川谷と決別!『ベッキー』の告解」の以下の記述を否定したと見られているのだ。
ほとんど知られていないが、ベッキーはユニセフに自ら連絡してはコツコツ募金を続けてきた。
「そのお蔭で、すでにアフリカなどに5つほど校舎が建設されているのです。先日ある人を通じ、“苦しいでしょうが、何とか乗り越えてください”とメッセージを託しました。募金のことは決して口外しないでほしいと彼女からは念押しされていたのですが、いてもたってもいられず……」
と、ユニセフ関係者は美談佳話を教えてくれる。だからといって、ベッキーに早期復帰の道が拓かれるかというと、そうたやすいものではない。
つまり、週刊新潮が報じた寄付話を日本ユニセフ協会が「開示していない」と発表したことから、“捏造疑惑”が生じたのだ。
だが、日本ユニセフ協会の主張は、あくまで、公式に〈当協会がそうした情報を第3者に開示した事実はない〉というもの。すなわち、週刊新潮が報じた「ユニセフ関係者」による証言や、寄付行為そのものを否定しているわけではない。
この捏造疑惑について、週刊新潮編集部に尋ねると「ユニセフ関係者から得た証言に基づき、日本ユニセフ協会へも取材を行いました。協会のコメントの通り、公式な形で認めてもらうことはできませんでしたが、情報には別の裏付けもあり、記事の信頼性は保たれていると判断し、掲載に踏み切りました」との答えが返ってきた。